2014.02.13
たまに無性にカニを食べたくなることってないだろうか。そこそこなお値段の新鮮なカニを好きなだけ食べ尽くしてみたい。これって日本人だけの特性かと思っていたら実はそうでもなく、最近、訪日が増えているアセアン諸国の方々にも、カニの食べ放題は人気のキラーコンテンツだという。そこでカニの食べ放題を実施している、特徴的なお店をピックアップ!トップ画像:おんぼらあと
新宿西口の緑豊かな新宿中央公園に面した、ハイアット リージェンシー 東京の3階に、今回ご紹介する和風ダイニングバー「酒肴 omborato(おんぼらあと)」はある。どこか懐かしい響きのある言葉"おんぼらあと"とは、石川県の方言で"ごゆっくりと"という意味を持つ。落ち着いた店内には金沢の伝統工芸品や調度品がさりげなく装飾されており、窓越しに四季折々の新宿中央公園の表情を愛でることができる。平日はいたって穏やかな空気が流れているのだが、週末になるとちょっと様相が変わってくる。土・日と祝日限定で実施しているウイークエンドランチブッフェがあるからだ。
開店の午前11時30分になると、待ちかねていたように続々とゲストがやってくる。メニューは旬の食材を取り入れた和食で、その数は20種類以上にも及ぶ。日本ならではの海と山の幸を好きなだけ堪能できるわけだが、ゲストのお目当てはやはりゆでたズワイガニの食べ放題。ふっくらとした身の食感とまろやかな旨味がとにかくたまらなく、一山5kgものカニが盛られたトレイが次から次へと交代でやってきては空っぽになる。「蟹肉は水っぽくならないように、前日から海水の濃度を考慮して塩水に漬けており、殻には簡単に食べやすいように切れ込みを加えて提供しています」と広報の佐々木さん。会話もほどほどにカニ肉を取るのに夢中になっているゲストの姿は、その美味しさを物語っているようだ。
和の職人による日本料理のワザに触れることができるのも、海外ゲストには嬉しいポイントのひとつ。天ぷらを揚げる職人のリズミカルな動きや、併設している鮨「みやこ」の鮨職人による華麗なる手さばきを間近で体感することができたりと、見せる演出も工夫している。味は言うまでもなく、天ぷらは軽くてサクサク、面白いように胃袋に入っていく。にぎり鮨もテーブルでのオーダー制のため、握りたてならではのシャリのほどよい食感と厳選されたネタの旨さに唸ってしまう。カニとともに価値ある日本料理ならではの端正な味をいただきたい。
ちなみに......「omborato (おんぼらあと)」へ向かう際には、ホテルロビー階から8階までが吹き抜けになっているアトリウムロビーを通るのだが、スワロフスキー・エレメントを用いた、きらめく3基のシャンデリアがゲストを待ち構えている。カニの食べ放題を終えて、エレガントな輝きにウットリすると、心もさらにお腹いっぱいになるかも?
酒肴 「omborato(おんぼらあと)」
東京都新宿区西新宿2-7-2 ハイアット リージェンシー 東京3F
電話:03-3348-1234(代表)
営業:<ランチブッフェ> 11時半~13時15分・13時半〜15時
15分(2部制/土・日・祝) <ランチ> 11時半~14時半(祝日を除く月〜金) <ディナー>17時半~21時半
※4/1よりディナーの営業時間とブッフェの金額が変更になります。
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