
2014.02.20
アジア圏で今、カニの食べ放題がブーム!?(2/3)
日本人だけではなく、訪日が増えているアセアン諸国の方々にも人気がある“カニの食べ放題“。今回はカニの食べ放題を取り入れた、独自のブッフェを展開している象徴的な2つのお店をご紹介。トップ画像:リュクス ダイニング ハプナ
1994年のオープン以来、「リュクス ダイニング ハプナ」はブッフェのトレンドを牽引するお店としても知られている。まず店内に足を踏み入れて驚くのが、その天井の高さ。自然光がまぶしく降り注ぐ開放的な空間設計に圧倒されてしまう。さらには入ってすぐにスイーツボードと呼ばれるスイーツコーナーがあるのも意外性があって目を惹きつける。スクエアなショーケースには、彩り豊かなケーキがズラリとディスプレイ。ゲストの心理を読みとくような、意表をつくレイアウト設定だけでも、食べる前に気分がアガってしまうというもの。
これだけの広い空間でブッフェを楽しむ機会はなかなかない。非日常を味わいながらの食体験をぜひ体感してみてほしい。
ランチブッフェ時には天井から自然光が差し込む。ディナー時にはブルーのLEDが光って色も変化する。
ディナータイムには柔らかい照明が灯され、落ち着いた雰囲気のなかでブッフェをゆっくり楽しむことができる。
カニの魅力を再発見しに
バスツアーでカニを食べに行こう
目玉のひとつでもあるゆで蟹の食べ放題は和食コーナーで展開している。オープン当初から実施している人気メニューで、ブース内にはたくさんの大ぶりのゆで蟹が待機しており、カニの1日平均消費量はなんと約350kg! これを目当てに足を運ぶゲストも非常に多く、地方からバスでやってくるツアーゲストも多いのだとか。身がたっぷりと詰まったゆで蟹は食べ応えも十分で、飛ぶようにはけていく。取材当日も開店早々にリアルな行列を目の当たりにすることになる。
目を釘付けにする圧巻のボリューム。新鮮そのものな弾力あるゆで蟹の食感を楽しんでみて。
ゲストは平均して1回に3本ほどの足を取り分けていくそう。カニ酢で食べても、そのまま食べても美味しい。
「旅行の目的がハプナのブッフェになっている地方からお越しのゲストや、ツアーのゲストも非常に多いです」とハプナの近田さん。
ゆで蟹の食べ放題を提供している和食コーナー。奥にたくさんのゆで蟹が積まれた容器があるのがお分かりでしょうか。
大人から子供までがワクワクする
ライブ感あふれるブッフェ
もうひとつの看板メニューが、150℃のオーブンで丁寧に焼き上げられたローストビーフ。シェフが切り分ける熱々のお肉は絶品。こちらのサテライトキッチンと呼ばれるコーナーでは、シェフによる"料理を魅せる"姿が楽しめる。「目で見る。調理の音を聞く。匂いを楽しむ。熱々のできたてを感じてもらう。それを一番体感できるのがサテライトキッチンであり、ハプナが誇れる売りのひとつです」(ハプナマネージャー・近田さん)。コンセプトでもある"食を五感で楽しむ"というエンタメ性を重視した想いは、しっかり届いているようだ。
サテライトキッチンで、大木料理長をはじめとするシェフの皆さんが味のクオリティに絶対の自信を持つローストビーフを切り分けます。
1日平均約120kgものローストビーフを提供しているということで、その人気の高さが伺える。
バケットに野菜を挟んだサンドウィッチ。できたての美味しい味を想像しながら、作る過程を見るのは楽しい。
オーブンから取り出した熱々のピザを切り分けています。これが手前にあるシルバーのボードにズラリと並ぶ。
こちらはアジアンフードが食せるコーナー。メニューは数ヶ月に一度リニューアルする。
目を引く調度品がさりげなくディスプレイされていたりと、気分を高揚させてくれる仕掛けが随所にある。
入ってすぐ目につく魅惑のスイーツボード。ディナー時にはショーケースもライトアップされ、昼間とは違った表情に出会える。
すっかり定番となったスイートファウンテン。ワッフルやシューにチョコを絡めていただく。
リュクス ダイニング ハプナ
東京都港区高輪4-10-30 品川プリンスホテル メインタワー 1F
電話:03-5421-1114(レストラン総合予約/受付時間9時半〜20時 ※土・日・祝は19時半まで)
営業:<朝食> 6時~10時 <ランチブッフェ>11時~15
時 <ディナーブッフェ>17時半~22時 年中無休
※季節により販売内容や時間帯の変更あり
>>品川プリンスホテル「リュクス ダイニング ハプナ」
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不夜城とも呼ばれる歌舞伎町近くに位置する、新宿プリンスホテルの地下2階に、 今回もうひとつご紹介する「プリンスバイキング」がある。その名のとおり、 ブッフェ専門のレストランで、気取らずに楽しめるカジュアルさと、季節ごとの バリエーション豊かなメニューで人気を博している。
カニの食べ放題はオープン当初からの不動の人気メニューで、「場所柄アジア圏 の方も多くお見えになっており、カニをはじめとする日本らしいものが好評とお 見受けしています」(広報・宮田さん)と、こちらでもカニの食べ放題は集客 への威力を発揮しているようだ。
店内に入って一番最初に目にするボイル蟹のコーナー。鮮度を保つように冷えた氷の上に大きなカニが盛られている。
特製のカニ酢が食材の旨味を増幅させるので、何杯でも食べられてしまう。レモンでいただいても美味しい。
ファミリーで楽しめる "おもてなし"
提供しているのは冷製のボイル蟹。丁寧に蒸したあとに一気に冷やすことで、身がキュッと引き締まった弾力性と旨味とが封じ込められる。ほぼ100%に近いゲストがカニを召し上がるそうなので、遠慮せずにカニのキープをしておこう。また昨年の夏には季節感を盛り込んだ鉄板焼きのコーナーを設けて、焼いたホタテやエビなども供していた。食欲をそそる香ばしい匂いもあいまって、ファミリー層にも大好評だったそうなので、ひょっとしたらこの夏に復活する可能性もあるかもしれない。レストランは楽しむ場。ここはそんな当たり前のことにも気づかせてくれる。
噛めば噛むほどに甘みが広がる美味しさは、元気をチャージしてくれるようだ。
カニの旨味が出汁として効いているカニのお味噌汁。こちらもぜひ味わってほしい。
ライブキッチンと呼ばれるスペースでは、ローストビーフのカッティングサービスや、海の幸丼などを提供している。
こちらがマグロやイクラなどを使った海の幸丼を提供するコーナー。オーダーにあわせて丼モノ作りを実演している。
美味しさに定評があるローストビーフも売りのひとつ。甘みのある濃厚な和風ソースとともにいただく。
「ベーコンで巻いたアンコウのポワレ バルサミコとオリーブオイルの香り」※季節によってメニューが変わりますので、ご了承ください。
「牛肉のビール煮込み 粒マスタード風味」。メニューは2ヶ月に一度はアレンジし、季節感を盛り込んだメニュー作りに取り組んでいる。
一口サイズのスイーツがいっぱい並んでいる。ケーキ、プリン、季節のフルーツとよりどりみどり。
プリンスバイキング
東京都新宿区歌舞伎町1-30-1 新宿プリンスホテルB2F
電話:03-3205-1111(代表)
営業:<朝食> 7時~10時 <ランチブッフェ>11時半~15時(土・日・祝日は2部制) <ディナーブッフェ> 17時半~21時 年中無休
※季節により特別営業や時間帯の変更あり
>>新宿プリンスホテル「プリンスバイキング」
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