
2013.10.24
生きものふれあいカフェ(3⁄3)
日本では生きものたちを間近で見たり、ふれあったりするカフェが人気で、年々バリエーションも増えている。癒しスポットの定番になりつつある、生きものカフェの魅力とは? 今回は異色のお店に潜入!
魅惑の爬虫類ワールドを体感
「横浜亜熱帯茶館 ~爬虫類Cafe~」
「横浜亜熱帯茶館 ~爬虫類Cafe~」は、その名のとおり爬虫類に会えるカフェ。場所は横浜の歓楽街として知られる日ノ出町エリア。「近くには有名な爬虫類・両生類のショップや、リクガメの飼育が盛んな野毛山動物園があるんです」とこの地を選んだ理由を話すのは店主の長野睦さん。実際に爬虫類スポットをハシゴするお客さんも多いとか。
放し飼いエリアにいる、ケヅメリクガメのねねちゃん。意外とアグレッシブに動き回る。
こちらも入店料などはなく、ドリンクをオーダーすればOK。時間制限もない。壁際の水槽、そしてふれあいが楽しめる「放し飼いエリア」にヘビ、トカゲ、カメ、ヤモリなどの爬虫類、カエル、イモリなどの両生類が合わせて20種、40匹ほどもいる。
店内はゆったり広め。3方の壁に水槽があり、正面奥の角が放し飼いエリア。
3kgを超えるブラジルレインボーボア。光に当たるとうろこが虹色に輝く。
マニアックなイメージの爬虫類カフェだが、訪れてみるとこれがかなり熱い! お客さんはドリンクオーダーを終えるやいなや、水槽の前へ一目散。特に若い女性客は爬虫類の一挙手一投足に歓声を上げるなど、アイドルに接するようなテンションだ。
「爬虫類は未知な部分が多いのが魅力。トカゲなどに縁の無かった都会育ちの若い方々には特に新鮮なようです」と長野さん。来店をきっかけに爬虫類にハマり、飼い始める人もいるとのこと。確かに撮影していると、不思議な柄や形、つぶらな瞳、おっとりした動きなど、知らなかった魅力に気づく。
ギアナカイマントカゲのケンイチくん。ワニのような胴体で顔がトカゲ。摩訶不思議なカッコよさ。
放し飼いエリアに入るのに追加料金などは不要。リクガメ5匹、トカゲ4匹、イグアナ1匹がいる。
このお店のもう一つのこだわりが本格的な中国茶。「生きものからアクションは起こさないので、マイペースで過ごせるのも爬虫類カフェの魅力。ホットの中国茶は4、5杯は抽出できるので、のんびりと過ごしていただければ」と長野さん。席でお茶を飲んでは水槽へ、またお茶で一服して放し飼いエリアへと、じっくり楽しめそうだ。魅惑の爬虫類ワールド、一度体感してみては?
グリーンイグアナのアキラくんともふれあえる。最大全長180cm! 成長すると店内一大きい生きものになるとか。
右:目にも美しい工芸茶「茉莉花茶 千日紅(1,000円)」。左:爬虫類形の自家製「米粉クッキー(100円)」。
横浜亜熱帯茶館 ~ 爬虫類 Cafe ~
神奈川県横浜市中区長者町8-133 冨森商事2F 電話:045-263-4015 営業:11時~20時(L.O.19時j) 定休:火、水
http://reptilescafe.net/