2014.01.23
和菓子は外国からの観光客にも人気のおみやげアイテム。見た目も魅力の和菓子だから、受け取った人を魅了する美しい逸品をチョイスしたいところ。前編でご紹介するのは、スタイリッシュで斬新な新時代の和菓子。もちろん味、さらに日持ちにもこだわって厳選しました!
砂糖を型押しした伝統的な干菓子らくがんは、現代の日本ではいささか地味な存在。しかし、新進気鋭の創作和菓子ユニット「wagashi asobi」が手がける「ハーブのらくがん」は例外で、老若男女問わず多くのファンを持つ。
口の中でさらっと溶けるのは、きめの細かい粉砂糖をていねいにふるっているから。そして口溶けと同時に広がるハーブのさわやかな香りに思わずにんまり! らくがんに香りを忍ばせるセンスには脱帽の一言。やさしい色合いとカタチもこのお菓子にピッタリ。一粒ずつ大切に味わって!と一言添えたくなる、可憐な和菓子みやげだ。
<こちらもオススメ!>
「ドライフルーツの羊羹」
日持ち:製造日から15日
ラム酒に漬けたイチジク、イチゴ、クルミがたっぷり入った羊羹。なめらかで上品な甘さの餡とフルーツの酸味が好相性! ワインやチーズ、バゲットとも合う、こちらもいま話題の和菓子。
wagashi asobi
東京都大田区上池台1-31-1-101 電話:03-3748-3539 営業:10時~17時 不定休
http://wagashi-asobi.com/
米菓とは、お米を用いた日本の定番和菓子。煎餅やあられが代表格で、しょうゆの茶色や海苔の黒といった渋い色合いを思い浮かべる人が多い。そんな米菓のイメージを一新するのが、米菓の老舗「とよす」が立ち上げた新ブランド「十火 JUKKA」の人気商品「丸 maro」。
箱から取り出すところりとかわいい丸形で、色合いは鮮やか。米菓とは思えないスタイリッシュな見た目と同様、味わいも斬新。紅色の「苺」を口にすると、さわやかな酸味を残しながらふわりと溶け、後からもちもち感とともにお米の甘みがじんわり。どの味を食べても味わいと食感が計算し尽くされている印象。老舗の技が光る新世代米菓をぜひ!
<こちらもオススメ!>
「箔 haku」
日持ち:製造日から120日
甘い物が苦手な人へのおみやげならこちら。米菓の代表格である煎餅の一種だが、驚くほどの薄さと軽さ、パリッとした食感が斬新。「トマト」「チーズ」「竹炭」といった米菓にはめずらしい味のバリエーションも魅力。
十火 JUKKA 青山店
東京都港区南青山5-9-8 電話:03-3498-0188 営業:月~土10時~20時、日祝10時~18時 定休日:1月1日~3日
http://jukka.toyosu.co.jp/
さくっと軽い餅の皮としっとりとした餡の組み合わせが魅力の最中。そんな最中を滋賀の老舗和菓子屋「菓匠禄兵衛」が人気インテリアデザイナーとのコラボでスタイリッシュに仕上げたのがこの「くう」。伝統の技を生かしながら、和菓子の新たな可能性を拓く意欲作だ。
ドーナツ型のフォルムと皮と餡の絶妙なカラーリングは、これまでの和菓子とも洋菓子とも異なる独特の美しさ。デザインにこだわる人には格好の和菓子みやげになりそう。皮と餡が別々に密閉包装されているのもおみやげ向き。いつでもサクサクの皮とつるりとした舌ざわりの餡が楽しめる。見た目は斬新でも、味わいは老舗らしい本格派。
菓匠禄兵衛 ecute東京店
東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内 1Fサウスコート 電話:03-3211-8926 営業:月~土8時~22時、日祝8時~20時 無休
http://www.rokube.co.jp/