2013.12.05
日本伝統ハダカの社交場
銭湯巡りのススメ（2/3）
江戸時代から数百年にわたり日本人に親しまれてきた「銭湯」。たったの450円で広いお風呂を満喫できるその場所は、庶民にとって貴重な癒しの空間であり、地元の人々の憩いの場でもある。最近は大胆なリニューアルを行う施設が増え、それに伴いファン層が拡大中！個性豊かになった銭湯を巡って、ぜひその魅力を体験してみて。今回は「武蔵小山温泉 清水湯」をご紹介。
贅沢に2種類の温泉が楽しめる
「武蔵小山温泉 清水湯」
御影石を使った高級感ある内風呂。ナノバブル化された黒湯温泉を、ジェットバス、電気風呂、ジャクジーなどで楽しめる。
銭湯共通の入浴料450円で、なんと2種類もの温泉が楽しめると聞いてやって来たのがこちらの「清水湯」。平日でも12時のオープン前には、すでにお客が列をなすほどの人気ぶり。地元の常連客の他、他県から車を走らせてくる人も多いという。
創業は大正13年（1924年）で、現在のご主人が3代目。もとは普通に井戸水を使う銭湯だったところを、平成6年（1994年）に2代目主人が黒湯温泉の採掘に成功！その13年後には、3代目主人がさらに深い地下1500mから黄金の湯を掘り当てた。
この黄金の湯はヨード成分が濃厚で、切り傷、慢性皮膚病など効能も多彩。喉の痛みが引くと言って、うがいをしていく人もいるのだとか。黒湯の方は保湿・保温の効果が高い重炭酸ソーダ泉。交互に入浴を繰り返すことで、体調がよくなったという感想もたくさん届いているそう。
空を見上げながら入浴できる露天風呂には、黄金の湯が源泉100％かけ流しで注がれている。そばには休憩用のデッキチェアも。
外風呂の黒湯温泉は、泉温19℃の水風呂。温かいお風呂と交互に入る温冷浴で、肌細胞の活性化が期待できるそう。
露天風呂など様々なお風呂で温泉をじっくり堪能できる上に、畳の休憩処やマッサージチェアなど湯上がりの楽しみも充実していて、つい長居してしまうことうけあい。時間に余裕を持って訪問するのがおすすめだ。
清潔感あふれる浴場に、昼間は明るい陽光が注ぐ。洗い場のシャワーはヘッドスパ機能付き。
湯上がりはマッサージチェアでさらなる癒しを。
フロント前の休憩処では、風情ある庭園を眺めながら寛げる。
館内には女性専用の岩盤浴（入浴＋岩盤浴1300円）やサウナ（400円）も備わっている。
黒湯温泉でゆでた自家製の温泉玉子は、1個50円。
湯上がりドリンクの定番、瓶入りコーヒー牛乳（130円）と、昔懐かしいラムネ（100円）も販売。
武蔵小山温泉 清水湯
東京都品川区小山3-9-1 電話：03-3781-0575
営業：12時～24時（日は8時～） 定休：月（祝日の場合は営業）
交通：東急目黒線武蔵小山駅より徒歩5分 入浴料：大人450円
入浴料：大人450円
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