
2014.10.16
東京をディープに味わう!横丁のススメ(1/3)昔ながらの人情味に溢れた飲み屋街
表通りから一歩入った路地に、小さなお店がひしめきあう飲食街。戦後の闇市から始まった所や、地域再生として新たにつくられた横丁もある。隣り合った見知らぬ人と意気投合したり、気分によって色々なお店にはしごしたりと、気軽に楽しめるのが横丁の醍醐味だ。今回は1940年代の混沌とした面影を残す町並みと、温かな人情に溢れた「新宿西口思い出横丁」を紹介!
新宿西口のパレットビルの脇、新宿大ガードの西口側を抜けた所に木造の飲食店が立ち並ぶこの横丁は、戦後の焼け跡に露店や屋台が集まったのがはじまり。もつ煮や焼き鳥屋などの赤提灯がいたる所に見られるのも、食材が乏しい時代背景の名残でもある。戸板1枚で仕切られた造りや、店主の佇まい等、古き良き時代を感じる魅力的な横丁だ。
新宿思い出横丁公式WEBサイト
website:
新宿思い出横丁
歴史や歩き方ガイドの他、MAPも掲載している。
線路沿いに店を構える「ばんしゃく家」では、手作りの料理と希少なお酒をリーズナブルな価格で楽しむことができる。ただ安いからといっても決して味には妥協していないのがこのお店の良いところ。新鮮な食材や出汁に独自のこだわりを持っている。
店内に所狭しと掲げられたメニューの数々。種類が多過ぎてついつい迷ってしまう。
東京では珍しい「ホッケの刺身」 480円(税込)北海道・函館からの直送。売切れ次第終了なので注意。
塩かタレの味付けが選べる
「焼き鳥盛り合わせ」780
円(税込)ねぎま・レバー・砂肝・とり皮・
つくねの盛り合わせ。
※内容を変更する場合があります。
一番人気の「牛すじ煮込 み」390円(税込)
日本国内でもなかなか手に入らない焼酎も気軽に飲むことができる。
線路通りにあるこの店の2階からは電車を眺めながら食事を楽しめる席がある。線路を走る電車の音が、店の賑やかさに華を添えている。
※表示価格は全て、2014年8月取材時の税込価格です。
ばんしゃく家
住所:東京都新宿区西新宿1-2-2 電話:03-3345-8399
営業:平日15時〜24時 土曜11時30分〜24時 日曜11時30分〜23時
定休日:不定休
クレジット利用:可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、銀聯など)
おすすめの来店時間:月〜日 18〜19時
座席数:43席(1F 20席、2F 20席)
※日本語メニューのみ(一部写真付) ※日本語スタッフのみ
名物「元気丼」を始めとして、ここでしか食べられないオリジナリティあふれるメニューが印象的な「つるかめ食堂」。お客さんが描いたイラストが飾られていたり、壁には観光客が貼っていった世界各国の紙幣があったりと、店と客の距離が近く親しみやすい。
長時間煮込んだ牛すじと野菜炒めを組み合わせた、名物「元気丼」
600円(税込)
一度食べたらやみつきになること間違いなし。
みそ汁のサービス付。
テレビを見ながら食事ができるのが、いかにも食堂という印象。
ユーモラスなイイダコ天のイラストはお客さんが描いたのだとか。
足跡を残すかのように観光客が貼っていったという世界各国の紙幣。
大豆と挽き肉、豆腐をカレーで味付けした「ソイ丼」500円(税込)
※表示価格は全て、2014年8月取材時の税込価格です。
つるかめ食堂
住所:東京都新宿区西新宿1-2-7 電話:03-3343-4078
営業: 15時~23時30分 定休日:不定休
クレジット利用:不可
おすすめの来店時間:月〜金 15:00〜19:00
座席数:25席
※日本語メニューのみ(一部写真付) ※日本語スタッフのみ
都会の喧噪から離れ、ゆっくりとした時間を過ごせる喫茶店。注文後に豆を挽いてネルドリップで淹れられた珈琲は、一度飲んだら忘れられない味。豆自体も世界各国から厳選されたものを自家焙煎しており、珈琲に対しての並々ならぬこだわりが伺える。
重厚感のあるインテリアで珈琲もますます美味しく感じられる。
季節ごとに飾り物を変えるそうなので、行く度に違う発見があるかも。
カウンターには高級ブランドのカップが数多く並べられており、その中からお客に合わせて選んでくれる。
ネルドリップで丁寧に淹れられ、すっきりとした味わいの「但馬屋オリジナルブレンド」700円(税込み)と、シナモンがきいた「永井さんのアップルパイ」470円 (税込)セットの場合は1,070円(税込)
珈琲ゼリーのほろ苦さと、クリームや小豆、黒糖シロップの甘さが絶妙な「珈琲ぜんざい」820円(税込)
※表示価格は全て、2014年8月取材時の税込価格です。
但馬屋珈琲店
住所:東京都新宿区西新宿1-2-6 電話:03-3342-0881
営業: 10時~23時(L.O.22時30分) ※ 2Fは12時から
定休日:元旦 クレジット利用:不可
おすすめの来店時間:月〜木 10〜12時
座席数:45席(1F 26席、2F 19席)
website:
但馬屋珈琲店
※英語・中国語・韓国語メニューあり ※日本語スタッフのみ