2013.06.28
毎年8月の終わりに相次いで開催される、東京の三大夏祭り。全国からたくさんの踊り子が集合し、会場となる街は熱気の渦の中に!踊りのテーマや観賞以外の楽しみなど、各祭りの見どころを案内します。(トップ画像:原宿表参道元氣祭スーパーよさこい2013)
ファッションの街がよさこい踊りに沸き返る!
「原宿表参道元氣祭スーパーよさこい2013」
8/24(土)・25(日)開催
流行の発信基地である原宿・表参道を舞台に開催されるのが、「原宿表参道元氣祭スーパーよさこい」だ。全国から約100チーム、踊り子総数約5000人が集まって、エネルギッシュな「よさこい」を披露する。
「よさこい」とは、高知県で生まれた「よさこい鳴子踊り」のことで、稲作の様子を踊りにして表現したものだとか。「鳴子」と呼ばれる、田んぼのスズメ払いの道具を手に持って鳴らし、「よさこい鳴子踊り」のメロディーを一部に使用すること。また、道路を前進しながら踊ること、という3つの基本ルールがある。
原宿・表参道で行われるこの祭りでは、「よさこい鳴子踊り」のメロディーの代わりに、地元の民謡・童謡を取り入れることも可能。曲調や振り付けは自由なので、チームによって衣装も踊りも様々なところが見どころだ。
よさこいが観賞できる会場は5カ所。前進しながらの演舞は「表参道アベニュー」と「NHK前ストリート」で、ステージ演舞は「原宿口ステージ」、「文化館ステージ」、「じまん市ステージ」で繰り広げられる。人気の街を沸かせる白熱のパフォーマンス、散策がてらにぜひお楽しみあれ!
<注目ポイント1>
表参道を貸し切って行う、流し踊りが迫力満点!
8/25には表参道を交通規制して、流し踊りを開催。ケヤキ並木に囲まれた絶好のロケーションで展開する、ダイナミックなパレードは必見だ。
<注目ポイント2>
日本各地のうどんが味わえる「U-1グランプリ」を初開催
代々木公園には、全国の名産品を販売する「じまん市」が。今年はその飲食エリアで、日本各地のうどんを集めたうどん日本一決定選手権「U-1グランプリ」が開催される。味自慢の約30店のうどんが食べ比べできる、絶好のチャンスをお見逃しなく!
原宿表参道元氣祭スーパーよさこい2013
開催場所:東京都渋谷区 原宿、表参道、明治神宮、代々木公園、NHK前ケヤキ並木 開催時間:8/24(土)は10時~20時(開会式は11時30分~12時)、8/25(日)は10時~17時30分(会場により異なる)
問い合わせ:原宿表参道元氣祭スーパーよさこい事務局 電話:03-5766-1320
http://www.yosakoi-harajuku.com/
街中に響くお囃子の音、軽快な踊りに釘付けに!
「第57回東京高円寺阿波おどり」
8/24(土)・25(日)開催
阿波おどりは、400年の歴史を誇る徳島県の伝統芸能。数十人が集まった「連」と呼ばれるグループが、三味線や笛、太鼓のお囃子にのって街中を踊り歩く。豪快な男踊りとしなやかな女踊りが特徴で、その熱気に、見物しているこちらも思わず体が踊り出しそうな快感を覚える。
徳島県徳島市の阿波おどりが国内最大規模として有名だが、その本場に次ぐ規模を誇るのが、高円寺で開催される「東京高円寺阿波おどり」だ。
もとは1つの商店街の行事として始まり、今では約1万人の踊り手の舞いを、約95万人の見物客の歓声が盛り上げる大イベントに成長した。
見どころは、三味線や太鼓、笛などの「鳴り物」。打楽器でドンドンと盛り上げる連や、三味線で優雅に聴かせる連など、リズムやメロディーは表情様々。迫力の生音を肌で感じつつ、美しい演舞を堪能しよう。
阿波おどりと同日には、街の氏神様である「氷川神社」で例大祭の開催も。境内に露店がずらりと並び、11時~15時には高円寺駅周辺を神輿や山車が巡行する。神社の祭りを楽しみながら、阿波おどりの始まりを待つのがおすすめだ。
<注目ポイント1>
阿波おどりの醍醐味は、
迫力に浸れる練り歩き!
高円寺駅前の商店街と高南通りに8カ所の演舞場がお目見え。17時~20時まで、色とりどりの衣装をまとった踊り手が、通りを軽快に踊り歩く。上手な踊り手やコミカルな踊り手など、1万人の中から自分だけのスターを見つけてみては!?
<注目ポイント2>
劇場のホールで
快適に観賞することも!
本番の阿波おどりが始まる前に、2つの劇場ホールで有料の舞台公演が開催される。通りの演舞場での場所取りに自信がない人でも、こちらなら席に座ってゆったり観賞できるから安心!
第57回東京高円寺阿波おどり
開催場所:東京都杉並区北2・3丁目、南2・3・4丁目 JR高円寺駅周辺商店街および高南通り一帯
開催時間:17時~20時
問い合わせ:NPO法人東京高円寺阿波おどり振興協会事務局 電話:03-3312-2728
http://www.koenji-awaodori.com/
下町情緒あふれる浅草が、陽気なブラジルに大変身!
「第32回浅草サンバカーニバルパレードコンテスト」
8/31(土)開催
歴史と文化の街・浅草の夏を締めくくるのが、日本最大級のサンバパレード「浅草サンバカーニバルパレードコンテスト」だ。浅草寺の雷門や東京スカイツリーなど、有名な観光名所が望める通りで、全国から集まった本格的なサンバダンスチームのパレードが観賞できる。
祭りの目玉は、カラフルで豪華なコスチュームとそれを身に付けた美しいダンサーたち!強烈なサンバのリズムと情熱的なパフォーマンスに、ここが東京の下町であることを忘れてしまうことうけあい。パレード開催の前後には、江戸情緒たっぷりの浅草観光もぜひ。
<注目ポイント>
パレードは実は、真剣勝負のコンテスト
パレードは2リーグ制のコンテストになっている。S2リーグに優勝すると、翌年はS1リーグに昇格し、150名以上の大規模なチーム構成とアレゴリア(山車)の使用が許可される。各チームが優勝を競い合う真剣勝負も見どころだ。
第32回浅草サンバカーニバルパレードコンテスト
開催場所:東京都台東区浅草 馬車通り~雷門通り 開催時間:13時~18時※パレードコンテストは13時30分~
問い合わせ:浅草サンバカーニバル実行委員会事務局 電話:03-3847-0038(受付は9月上旬まで)
http://www.asakusa-samba.org/