2012年、アジア屈指の歓楽街、新宿歌舞伎町に総工費100億円という触れ込みで誕生した「ロボットレストラン」。巨大ロボットとセクシーな女性ダンサーたちによるド派手なショーが楽しめるお店で、その世界観が唯一無二だと話題になっている。料金はお食事・ドリンク付きで一人5,000円。満席になることも多いので、事前予約が望ましい。

お店の象徴でもある巨大女性ロボットの登場に大歓声！　宣伝トラックにもこのロボットが乗っていて街ゆく人の度肝を抜いた。

ショーはオープニングから圧倒されるが、ロボットが恐竜やパンダと戦う中盤あたりから、カオスっぷりに拍車がかかる。そして後半、巨大女性ロボット登場を皮切りに、何でもアリのハイテンションパフォーマンスが次々と炸裂。レーザー光線が飛び交うフロアにメタリックな巨大ロボットや全身電飾のお姉さん、戦車や飛行機まで入り乱れ、客席の頭上を水着姿のお姉さんたちが飛んでいく――。もはや、いいとか悪いとかではなく、ただただスゴイの一言。

お客さんの反応も興味深かった。最初こそ気おされ気味だったが、気づけばみんなでサイリウムを振り、歓声を上げ、ラストは不思議な一体感に包まれるほど。客層についてマネージャーの渡邉さんに伺うと「幅広いお客様にご来店いただいています。男女比は６：４くらいで、約３割が外国の方です」とのこと。セリフやストーリーではなくテンションで惹きつけるため、国籍は関係ないようだ。混沌とギラギラ感が交錯する、歌舞伎町ならではのエンターテインメント、あなたも体感してみては？

新宿駅から電車で約6分。高円寺駅北口の商店街に秘密基地のような建物が現れる。小さなアパレルショップが5件入居する超個性派ファッションスポット「キタコレビル」だ。

扱うアイテムは古着のリメイクを中心に、オリジナル、セレクト、アンティークなど幅広い。凡人には着こなしのヒントすら浮かばない上級者向けアイテムも多いが、「好きなモノを売りたい」という若いオーナーたちの熱意が伝わってくる。古い木造建築をそれぞれ手作りで改装したという空間も含めて、５つのショップが別々の方向に振りきっているのも魅力だ。

例えば、天井と壁にマンガのページが張り巡らされた「はやとちり」は、キッチュな配色のリメイクアイテムや古着が多く、おもちゃ箱をひっくり返したかのよう。「GARTER」の内装は一転、白基調の近未来的な雰囲気。こちらは身体のパーツをかたどったアクセサリーなど、フェティッシュなアイテムが目立つ。