最初にご紹介するのは、外国人観光客にも大人気の天丼をスカイツリーに見立てた「パワータワー丼（1,700円）」。押上（スカイツリー前）駅から歩いて約4分の「そば遊膳 いちりきや」でいただける。

主役は、江戸前天ぷらの花形、あなご。高くそびえる3本の特大あなごが揚げそばの雲を突き抜け、魚介や野菜たっぷりのかき揚げ天ぷらが土台を固める。

高さは35～6センチといったところ。ボリューム満点だが、あなごはふっくらやわらか、甘辛のタレが染みたかき揚げでごはんもぐんぐん進み、あっという間に完食！

「うちはそば屋だから、天ぷらはお手のもの。長年人気のメニューをアレンジしているので味には自信があります」と女将の大井啓子さん。

そう、こちらは地元の人たちに50年以上愛され続ける老舗そば屋。訪れたら、東京が誇るファストフード、日本そばも味わってほしいところ。美味です！

本所吾妻橋駅からすぐの「焼肉 大東縁」では、キムチチャーハンを高々と積み上げた「634タワー（上カルビ付き）（3,240円）」が話題！撮影のために店外に持ち出せば、瞬く間に人だかりができるなど、既に知名度はテレビタレント並み！？

高さはスカイツリーのジャスト1000分の1となる63.4センチ。3～4人前のメガサイズとくれば調理も大変そうだが、あくまで手作りの味にこだわっているとか。「自家製キムチのだしには北海道産の昆布などを贅沢に使用し、ほかの食材も化学調味料や添加物は一切使っていません」とスタッフの佐藤久枝さん。なるほど、具だくさんのキムチチャーハンは、辛さはもちろん、やさしい甘みまで感じられ、後引くうまさだ。

お楽しみはタワーのふもとにも。チャーハンを取り分けた後は、土台の大根をスライスしてサラダにしてくれる。圧巻は、片面だけ焼けばOKという上カルビ。マグロの大トロのように舌の上でとろける感動の逸品だ。

日本には「お子さまランチ」なるメニューがある。子どもに人気の洋食メニューを一皿に盛りつけたもので、アレもコレも食べられるワクワク感が魅力。もちろん子ども向けだが、大人になっても惹かれる日本人は多い。

とうきょうスカイツリー駅から徒歩3分の「パブレストラン HEIWA」が提供する「タワーパスタ（1,100円）」は、いわば大人のお子さまランチ。

洋食の定番、ナポリタンスパゲティや、今日本で全国的ブームの鶏の唐揚げ、さらにソーセージ、ハム、ゆで卵、パン、サラダ、フルーツなどよりどりみどり。それでいて、独り占めにちょうどいいサイズなのがうれしい。「女性一人で召し上がる方もいらっしゃいます」とマスターの長谷川昌男さん。

どれも、懐かしい洋食屋さんの味わいで、自然と笑みがこみ上げる。特にナポリタンスパゲティはあっさりなのに味わい深く、コレ目当てにまた来たいと思わせるおいしさだ。

ラストはスイーツの登場。とうきょうスカイツリー駅から徒歩１分、スカイツリーのまさに真下に位置する「さくらCafé 向島」の「スカイツリーパフェ（1,800円）」だ。

こちらも高さは63.4センチで、スカイツリーの1000分の1サイズ。大きさだけではなく、レースのようなあめ細工や、ソースやアイスの色合いなど、見た目の美しさも魅力だ。抹茶テイストの「IKI」とベリーテイストの「MIYABI」があり、いずれもスカイツリーのライトアップがモチーフだとか。

オーダーした「MIYABI」がテーブルに届くと、さすがに見上げるほどの高さ。ただ、なめらかなソフトクリームから肉厚のメロン、ベリー味のアイス、さわやかなヨーグルトムース、歯ごたえが楽しいナタデココと、味と食感が多彩に移り変わり、飽きさせない。むしろ、暑くなるこれからの季節にピッタリのボリューム感という印象だ。