2012.02.27
今、日本ではキャラ弁にどハマリする人が続出中! 雑誌やテレビでも活躍するキャラ弁界のカリスマ、グレアさんにスゴワザ弁当をご披露いただきながら、ハマリポイントをうかがいます。キャラ弁グッズが入手できるスポットもご紹介!
※「キャラ弁」はバンダイの登録商標です。
キャラ弁界のカリスマに聞く
どハマリのワケとは?
カラフル、ヘルシー、おいしそう! 独自のスタイルで世界からも注目される日本のお弁当。今回ご紹介するのは、そんなお弁当の最新進化形、キャラ弁。キャラ弁とは、アニメキャラクターや特撮ヒーロー、カワイイ動物などを表現したお弁当で、今、幼稚園や学校に持参する子どもが続出中! 何はともあれ、まず実物をご覧いただきたい。
どうです? この繊細さ、動き出しそうなリアル感。食べるのがもったいないほどの完成度に驚いたのでは? それもそのはず、作者のグレアさんは数々のキャラ弁コンテストでグランプリ受賞や入賞を果たし、雑誌やテレビでレシピを披露するキャラ弁界のカリスマ。しかしお弁当になぜここまで芸術性を? グレアさんにキャラ弁づくりのワケを聞いた。
「ウチは男の子二人兄弟で、下の子がホントに小食。でも、自分の好きなキャラクターが描かれたお弁当は喜んで食べてくれたんです」
子どもに食べてほしい、喜んでほしいとキャラ弁を作る人は多いという。キャラ弁ブームの裏に親心あり。しかもグレアさんは、下のお子さんが幼稚園に通う三年間、週四日あるお弁当の日は、常にキャラ弁を持たせていたそう。休まず続けたのは、当時小学生で反抗期だった上のお子さんに「継続は力なり」を身をもって伝えるためだったとか。やっぱり母は偉大! とはいえ、毎日となるとネタ探しも大変そう・・・。
「下の子から次々とリクエストがあったので、ネタには困りませんでした。夕食やお風呂のときに明日のお弁当は何にする? みたいな会話をしていて、キャラ弁が親子のコミュニケーションの中心になっていましたね」
親子の二人三脚でどんどんクオリティが高まっていったグレアさん家のキャラ弁。何でも「子どものキャラクターへのこだわりが強すぎて、細部まで作り込まないとダメ出しされる(笑)」とか。普通のお弁当と比べて、どのくらい時間がかかるもの?
「わたしは料理が上手ではないので、普通のお弁当でも30分くらいかかるんですけど、キャラ弁となるとだいたい2時間くらい。何が大変って、やっぱり早起き(笑)」
みんな大変なはずなのに、なぜかどハマリするキャラ弁。ブームの一番の理由は何だろうか。グレアさんの意見を聞いてみた。
「一番は子どもが喜ぶからだと思います。でも、作る側も楽しくなってくるんですよね。特にわたしは、こういうくだらないことを考えるのが大好きで(笑)。あとはコンテストやブログなど、せっかく作ったキャラ弁を多くの人に見てもらえる環境があることも、お母さんたちのやる気につながっているのかも。キャラ弁づくりに役立つ道具もいろいろ出ているので、意外と簡単に作れるのもブームの理由だと思います」
意外と簡単?! せっかくなので、はじめての人でも作りやすいキャラ弁はどんなものか聞いてみた。
「いきなりアニメのキャラクターは難しいかもしれません。動物は作りやすいですね。丸や四角など、単純な図形を組み合わせて、目と鼻を付ければそれらしく見えるものがオススメです!」
観光スポットお台場で
キャラ弁グッズが買える!
キャラ弁づくりに役立つグッズが買えるお店として、グレアさんも活用しているのが、いわゆる100円ショップ。今回はキャラ弁グッズの品ぞろえが豊富で、観光で日本を訪れた方も行きやすいお店、「ザ・ダイソー アクアシティお台場店」にお邪魔した。
「もともとランチグッズというジャンルはありましたが、近年 "キャラ弁"という言葉が世の中に浸透して、商品の幅がぐんと広がりました」
そう話すのは「ザ・ダイソー」 の坂田優介さん。最近の売れ筋はどんなグッズでしょうか?
「以前はウサギやクルマなど、決まった形を作るグッズが人気でしたが、最近は丸い部品を作る刃物や、ごはんをカラフルにするふりかけなど、キャラクターの部品づくりに便利、つまりいろいろなキャラクターに応用できる商品も売れていますね」
どうやら好きなキャラクターを自由に選ぶ人が増えている模様。それにしても便利なグッズがあれもこれも105円(税込)! 自分用に買ってキャラ弁デビューするもよし、料理好きな人へのおみやげにするもよし、お台場に来たらぜひ「ザ・ダイソー」をのぞいてみては?
ザ・ダイソー アクアシティお台場店
東京都港区台場1-7-1アクアシティお台場4F 電話:03-3599-7061 営業:11時~21時
http://www.daiso-sangyo.co.jp/