花火
「花火」と聞くと日本人は夏を思い浮かべる。新年や祝い事の際に打ち上げられるイメージが諸国ではあるが、日本では夏の夜の風物詩の代表である。
花火は、大量の火薬をつかっていることもあり戦のためのものでもあった。それが愛でる対象になったのは江戸時代からである。それ以降は娯楽要素が強くなりたくさんの花火職人や花火専門店が生まれた。
7月中旬~8月には花火を何万発も打ち上げる花火大会が日本各地で多く開催される。花火大会の会場へは浴衣を着てくる人も多く、たくさんの露店でにぎわっている。花火を楽しむだけでなく「綿あめ」「タコ焼き」「金魚すくい」等、日本のお祭りならではのお店を楽しむいい機会だろう。
日本にしかないユニークな花火として「線香花火」がある。細くて薄い紙をねじった先端に火薬を付けた花火で、うまくバランスを取らないとすぐに火薬が落ちてしまう。派手で華やかな他のものに対し、この静かな花火は手持ち花火を楽しむ際の締めとして日本人に親しまれている。
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