
2012.10.26
アキバ聖地カフェ
「アニメ」「アイドル」「萌え」。オタクの街、秋葉原では、今、各分野のマニアたちがカフェに集っている。ディープで、しかも観光客でも楽しめる3つの“聖地カフェ”をご紹介します。
(トップ画像:AKB48カフェ&ショップ 秋葉原)
大人気ジャパニメーションの聖地
「GUNDAMCafe」
日本の国民的アニメで、海外にも多くのファンを持つ「ガンダム」。そんなガンダムファンの聖地となっているのが、ここ「ガンダムカフェ」だ。
JR秋葉原駅電気街口を出てすぐ、ガンダムの実物大「Vアンテナ」が目印
店内には連邦軍の制服姿を着たスタッフが常駐
店内は、一見するとアニメがテーマとは思えないほどスタイリッシュ。「マニアの方はもちろん、観光で秋葉原を訪れたライトなファンの方にも楽しんでいただけるように、あえてキャラクターを前面に押し出さずに、ガンダムの世界観を創造しています」とバンダイ広報の大迫さん。
もちろん、マニア心を満たす仕掛けは満載。近未来的な曲線が目を引く店内は、「機動戦士ガンダム」でおなじみの母艦「ホワイトベース」がモチーフ。店内には連邦軍の制服を着たスタッフが常駐し、カメラを向ければ敬礼で応えてくれる。
店内は「ホワイトベース」がモチーフ。モニタにはガンダムの映像が流れる
「シャアザク・ライス(890円)」には、「ルウム戦役で戦艦5隻を沈めたその味をご堪能ください」との説明文
もっともマニア心をくすぐるのは、ストーリーや登場人物にちなんだ料理やドリンク。モビルスーツを模したわかりやすい見た目の料理が人気だが、コアなファンならマニアックなメニュー名や説明文で"ニヤリ"としたいところ(英語メニューもあり)。
トイレにもご注目を。スイッチを押すと、シャアザクのモノアイが光ったり、ガンダムの起動音が鳴ったりといったサプライズ演出が。ほかにも、ガンプラや制作スタッフのサインの展示、限定グッズ販売などもあり、大人気ジャパニメーションのプチテーマパークとしても楽しめるはず。
1⁄12スケールのガンダムをはじめ、ガンプラや制作スタッフのサインなどの展示も
女性専用トイレはスイッチオンでシャアザクのモノアイ(上部の赤い丸)が光る
GUNDAMCafe 秋葉原店
東京都千代田区神田花岡町1-1 電話:03-3251-0078 営業:平日10時~23時、土8時30分~23時、日祝8時30分~21時30分
http://g-cafe.jp/
日本独自のアイドル文化を体感!
「AKB48 カフェ&ショップ 秋葉原」
その人気ぶりが社会現象とも称される、日本のトップアイドルグループ「AKB48」。秋葉原には彼女たちが公演を行う「AKB48劇場」があるが、そちらのチケットはかなりの倍率。そこで、もっと気軽にAKB48の世界観を楽しめる場所としてオープンしたのが、ここ「AKB48 カフェ&ショップ 秋葉原」だ。
一人でもグループでもゆったりできるカフェエリア
直筆のサインや落書きで、メンバーの意外な一面を発見できるかも?!
AKB48らしいキュートでポップな内装の店内には、あちこちにメンバー直筆のサインや落書きがあり、ファンなら思わず見入ってしまうはず。
メンバーにまつわるメニューなどが楽しめる「カフェエリア」、そして限定グッズなどがそろう「ショップ」は予約なしでOK。特にAKB48の映像が流れ、「カフェっ娘」たちが元気に働くカフェエリアは多くのお客さんで賑わい、ファン同士の交流の場にもなっている。
「篠田麻里子のチョコパンダカレー」(サイドディッシュ付1,080円)など、メンバーにまつわるメニューも。左上はAKB48の曲をイメージした「シュシュクリーム」(ドリンクバー付800円)
「カフェっ娘」とは、こちらのカフェで働くスタッフのこと。皆さん制服が似合っている
※通常、カフェっ娘の撮影はできません。ごめんなさい!(店長鈴木さん)
海外からファンの来店もあるそうで、「サインやグッズを見て日本のファンと同じように楽しまれています」と店長の鈴木さん。我こそはコアなAKB48ファン!という方には、より世界観に浸ることができる「シアターエリア」や「個室(プライベートルーム)」の利用がお勧め。要予約だが、平日の昼間は狙い目だそう。
一方で、AKB48をあまり知らない観光客が、日本のリアルなトレンドを求めて来店するケースもあるとか。普通の観光では飽き足りない人は、ここで日本独自のアイドル文化や、ファンたちの熱狂ぶりに触れてみては?
シアターエリアでは、ブッフェ料理を楽しみながら、公演の映像を大スクリーンで鑑賞できる
貸切でオフ会などを楽しめる個室(プライベートルーム)。DVDや写真集も豊富にそろう
AKB48カフェ&ショップ 秋葉原
東京都千代田区神田花岡町1-1 電話:03-5297-4848 営業:シアターエリア11時30分~23時、カフェリア・個室(プライベートルーム)11時~23時、ショップ(日~木)11時~22時、(金・土・祝全日)11時~22時30分
http://akb48cafeshops.com/wp/akihabara/
イケメン執事による最新型のおもてなし
「執事ラウンジ ルフルリール」
秋葉原といえば、外せないのが"コンセプトカフェ"。コンセプトカフェとは、あるテーマの中で、店員と客がそれぞれの役割になりきって楽しむカフェのこと。店員が"メイド"を、お客が"ご主人様"を演じるメイドカフェが有名で、"萌え心"を刺激するお店が多い。
そんな秋葉原のコンセプトカフェのなかで、今注目なのが「執事ラウンジ ルフルリール」。イケメン執事たちが"お嬢様"をもてなす、いわばメイドカフェの女性向けバージョンだ。
7階のプライベートラウンジには、ロココ調の優雅なソファがならぶ
三枝さん(右)、日向さん(左)。執事たちのスマートな立ち振る舞いに萌えるはず
扉をノックすると、「お帰りなさいませ、お嬢様」と礼服に身を包んだ執事たちに迎えられ、おもてなしがスタート。すかさず荷物を持ち、イスを引く、執事のスマートなエスコートに乙女心が踊るはず。
「お嬢様たちは、質の高いサービスをご提供しなければ満足されません」と語るのはファーストフットマンの日向さん。そのためインテリアや食器も上質で、女性客は"お屋敷を訪れた大切なお客様をおもてなしするラウンジ"という世界観にすっと入り込める。
6階のメインラウンジは、落ち着いた雰囲気
ティーカップは一流品ぞろいで、種類も豊富
非日常のシチュエーションをさらに盛り立てるのが、50種類以上の茶葉がそろう紅茶。ルフルリールは紅茶教室も開いているだけあって、いれ方もサーブの仕方も本格派。貴族社会さながらの優雅なティータイムを堪能できる。
飲食店をはじめとした日本のサービスは、世界的にもハイレベルだといわれる。アキバカルチャーが生んだ最新の日本式おもてなしをぜひお試しあれ。
紅茶(1,000円)。執事はすべての茶葉を把握しているので、気分に合わせてセレクトしてもらうことも
3段の本格的なアフタヌーンティーセット「ルフルリール(1,400円)」。台からお皿をとるのも、紅茶のつぎ足しも、ここではすべて執事の仕事
執事ラウンジ ルフルリール
東京都千代田区外神田3-1-1 6F・7F 電話:03-6206-9979 営業:平日14時~20時、土・日・祝12時~20時、バータイム(金・土のみ)20時30分~23時
http://refleurir.com/